映像分析事業

監視カメラ映像からリアルタイムに人を認識・識別する技術

AI技術を活用して、監視カメラ映像の中の複数の人を認識し、かつ、人を識別する技術を開発しました。
従来は、顔認証や指紋認証等により人を識別できましたが、より個人情報に近いデータを扱う事になります。
本技術は、歩いている姿から人である事を認識し、肩、腕、腰の動きから人を識別する事ができます。個人の特定はできませんが、人を区別する事ができるので、監視カメラに映る複数の人を同時に識別する事ができます。

この事例では、部屋の中いる8人が認識されています。緑枠は歩く姿勢から、A,B,C,Dの4名が認識・識別されています。一度識別されるとその人の特徴情報をデータベースに登録して、その人を追跡していきます。たとえ画面から消えても再度出現すると同一人物と特定します。
黄枠は、座っている姿勢から人と認識しているが、歩いていないため人を識別できていない状態です。一度、識別されると歩いていても、座っていても追跡可能となります。(Idに値を表示)

応用例

本技術に、人の挙動分析(しゃがむ、つかむ、座る等)を加える事で様々な活用方法が考えられます。
・ビル内監視
   休日等におけるビル内監視において、入館時のカメラ映像で人を識別しておくと、ビル内の各監視カメラ の監視が識別者以外の存在=不審者(入館手続きをせずに侵入)を自動的に発見し通報できます。
・工場内における人の動線監視(例えばピッキング作業等)
    カメラからの視線を使い人がいる場所を特定できます。認識した人毎にその立ち位置をトレースしてフロ アマップ上に描く事で、誰がどのような動線で作業しているか、作業上のムダがないかを検討できます。
・万引き防止
   不審な挙動(手の動作等)を検出した人を識別し、店内の各監視カメラを使い追跡し万引き現場を押さえる事が可能となります。
・店舗内の人の動線分析
   顧客の動線を商品棚と合わせて描き、商品棚配置の検討等に役立てる事ができます。

弊社では、本技術を使い監視カメラからの映像をリアルタイムで分析して結果を通知するクラウド・サービスを提供しています。
お客様の監視カメラ映像を本クラウドサービスと連携させるだけでよく、導入コストを抑える事ができます。

お客様の既存システムの連携等システム開発の案件にも対応しております。